年々、届く年賀状が減っている。知り合いの中には、年賀状卒業を宣言してもう何年か経つ人もいて、そういう人が増えているから、ということもあるけれど、どちらかというと普段の人間関係のメンテナンスを自分がサボってきているから。
年賀状を出す、出さないを、皆はどうやって決めているんだろう。1年の間、なんの関わりもなくて、年賀状だけでも繋がっておくべきかどうか…と思ったときに切ってよし、と判断されちゃう人間なんだろうな、自分は。それが自分に対する評価で、寂しいけれど事実なんだろう。
そんな中でも懲りずに年賀状をくれる人。ありがとう。
いただいた年賀状も捨てられなくて、残してある。いつか整理する日がくるのかな。
増えていかないアドレス帳を久しぶりに開いて見ていたら、しんどくなった。学生の頃にかかわりのあった人たち。携帯とかなくて、アパートの部屋につけた電話番号が並んでいる。あの頃、やらかしたことが次々と思い出されていたたまれなくなる。だったら、整理してそんなページなくしてしまえばいいのに。もう、どの番号も使えないんだから。みんな卒業して違う街で人生を歩んでいる。
それでも、消してしまえない自分。いつまでもぐずぐずして、進歩もなく毎日をなんとなくやり過ごしている自分を示しているようで、よけいに気が滅入る。
片付けたら、何か変わるのかな。