だって捨てられないんだもん

片付かないし、捨てられないし。

扇風機で思い出したもの

書いていませんでした。

だって捨てていなかったから。

買ってばかり。

 

今日、ひさしぶりに捨てようと思って捨てた。

扇風機。

もう何年も使ってなくて押し入れに入れたままになっていたもの。いまの部屋に越してから何回か使ったかな?コードの部分が少し傷んできていたように記憶していたんだけど…

そんなこともないかな?

 

学生のときに買った扇風機。

お金はないけど、でもそれなりのデザインのものがほしくて、結構探し歩いて、やっと買ったんだった。

そんなことを今でも覚えているから、なかなか踏ん切りがつかなかった。

でも、ほんとに何年も出してなかったし、もう踏ん切りつけようと、今回がんばって出してみた。

記憶より傷んでなくてちょっと気持ちが揺らいだ。

 

えらい、自分、ちゃんと捨てられた。と思ったら、ダンボールの回収日はその1日前だったみたいで、入れてた箱とはもうひと月一緒に過ごさなくちゃいけないこと判明。

ちょっとがっかりしながらダンボールをたたんでたら、そこに貼ってあるシールが目に入って、何かと思ったら、引越業者が貼ったものだった。印刷されている文字は、たぶん経由の集配の地名で、それで思い出した。お金なくて、届くのは少し遅くなるけど、他の人の荷物と一緒に運ぶ便なら安くなるからって、そういうサービスを選んだんだった。学生の頃に住んだ街から地元に戻る引越。そのときの気持ちが思いもかけず急に蘇ってきて泣きそうになった。その地名を見ただけなのに。

 

こんなんだから、捨てるのにいちいちエネルギーが必要で、なかなかできないんだ。