私はカバンがわからない。
ブランドもののバッグというものに縁がないままきてしまった。憧れがまったくなかったかというと、そういうわけでもないけど、自信がなかった。自分のおさいふ具合ではそうそう買えるものじゃなかったし、もしそんな中で買うとしたら、そのために相当お金を稼いで貯めないといけない。そこまでして貯めたお金を注ぎ込むほどの価値のあるものかどうか分からなかったし、そんなことを無視してでも欲しいという気持ちにならなかった。
でも、カバンはいる。
毎日の生活の中で使わない訳にはいかなくて、そのときそのときおさいふの中身と折り合いをつけながら買ってきた。
ここまで書いてとまってました。
何を書きたかったのかな?
あいかわらず、かばんのことはよく分からない。
荷物はいつも多くて、待ち合わせた友達に引越するの?と聞かれたりする。必要なものと、たぶん他人からみたら必要ないと思われるものが入っている。なんとなく持ってるとうれしいものが入っている。その日使わなくても、すぐそばにあることで、ちょっとだけ気持ちが上向きになるもの。
ときどきそれが増えすぎてかばんの中から取り出す。
読みたい本も買ったばかりの本も持ち歩く。だいたい複数冊持って歩いてる。
そんなだから、気に入っていたかばんでも、壊れてしまって次を探さなければいけなくなる。
適当に安いものを買ったときは、簡単に壊れてしまった。
そういうかばんもそうでないかばんも、やっぱりすぐには捨てられなくて、しばらく部屋に置いたままになる。
たぶん、そのうちのいくつかを、やっと捨てたときに書き始めたんだろう。
そのあともいくつかかばんをダメにしてしまった。
壊れないかばんが欲しい。
さんざん悩んで買ったときのことを思い出してしまって捨てられないようなことがないように。